世間に何の影響も与えない、いちコナンファンのお気持ち表明

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2024年5月22日、声優、古谷徹氏のX(Twitter)にて、週刊誌報道についてのお詫びと報告、という投稿がされました。

古谷氏がファンの女性と不倫関係となり、妊娠、中絶、暴力があったということでした。

一連の報道の内容がすべて事実かどうかはわかりませんが、古谷氏が弁明もせずに認めて謝罪文を出していることから報道が事実であると仮定し、

いちコナンファンである私が、『名探偵コナン』というコンテンツから今後は距離を置こうと決めた流れを残しておきます。

毒を吐きます。あくまで個人の意見です。

多くのコナンファンのひとり

私は、世の中にたくさんいる、『名探偵コナン』のファンの一人です。

連載開始、アニメスタート開始から、子どもだった私は当たり前のようにマンガを読み、毎週アニメを見て30年。

原作の単行本はすべて持っていて、新刊が出ると必ず買って読みます。

アニメの放送時間が月曜19時半から土曜に移っても、毎週見ています。原作回、アニメオリジナル回を問わず。

在宅していればリアルタイムで、出かけていれば録画して。最近は見逃し配信を見るようになりました。

毎年映画の公開日には映画館に行って作品を見て、その年によって2回目以降も見に行くようになりました。

昨年の『黒鉄の魚影(サブマリン)』は私にとって過去イチの最高傑作で、3回劇場に見に行ってBlu-rayも買いました。

最推しは赤井秀一。

こんな感じで、コナンとともに大人になって、

今ではこんなに大きなコンテンツになっているコナンに、いつも楽しませてもらっている。

どこにでもいる、よくいるファンの中の一人です。

古谷徹氏の件について

ネット記事ですが、週刊紙の報道を読みました。

不倫は男女共に責任があることだと思っているし、レイプでもない限り、妊娠・中絶もあくまで2人の問題です。

妊娠中絶、暴力があったということなので、相手女性がしかるべき治療をきちんと受けて、回復されていることを願います。

この一連の件について、当人たちを責められるのは古谷氏の奥様だけ。

不倫の是非などについては特にどうこう言うつもりはありません。

そこではなく、私がここだけは許せないと思っているポイントが2つあります。

  1. 安室透の人気を利用した不倫であったこと
  2. 『名探偵コナン』公式から何のコメントも出ないこと

安室透の人気を利用した不倫であったこと

不倫関係が始まったとされる時期から考えて、映画『ゼロの執行人』で爆発的に増えた安室透ファンとそういう関係になったようです。

安室透はコナンの中で、特殊なキャラクターです。

安室透単独メインの映画が公開されて、安室透主役のスピンオフマンガが連載されて、アニメ化もされている。

そもそもガンダムファンの青山先生が、古谷徹氏に演じてもらうために作られたキャラクター、安室透=降谷零。

その名前に込められたもの。

その人気で小学館を救ったとも言われています(真偽は不明です)。

昨年の映画『黒鉄の魚影』でも、黒の組織側としての出演で痺れる役回りでした。

古谷徹氏は、いつの間にか安室透の人気=自身の人気とはき違えてしまったんだろうか。

以前からキャラクターに似せた口調でTwitterに投稿したり、ファン向けに安室透の台詞を言ったり、

映画の舞台挨拶ではキャラクターに似せた髪型・服装をしていました。

それらを私はすべて、「私たちが大好きな『名探偵コナン』の安室透を、そんなにも大切に思って演じてくれてありがとう! 応援しよう!」という気持ちで見ていました。

それがですよ。

は? ファンにモテるためだったの? 女性人気を得るためだったの?

そもそも70才にもなろうかというおじいちゃんですよ。若い女性ファンとのやり取りも、コナンファンを大事に思ってくれているんだなと思うじゃないですか。

報道によると、安室透の台詞をベッドで相手の女性にささやいたとか。寒気。

そんなのに安室透を利用するなんて本当に最低。

そもそもが安室透ファンの女性にコンタクトを取っているわけで。コナンを不倫に利用するな。

週刊誌の報道の見出しも「コナン不倫」ですよ。最悪でしかない。

去年もたくさん舞台挨拶に出てたのにな。ファンとたくさん交流してたのにな。

裏ではコナンを利用してファンに手を出してたんですね。失望です。

これからも安室透を演じ続けることで罪滅ぼしになるとは、私には思えない。

安室透を見るだけで、古谷徹氏の件が頭に浮かぶ。別物としてはどうしても考えられない。

『黒鉄の魚影』のBlu-rayも今は見られない。過去の映画も、アニメも、今は見たくない。

ただコナンが好きだっただけなのに。

本当に本当に、安室透と『名探偵コナン』に何をしてくれたんだ。

『名探偵コナン』公式から何のコメントも出ないこと

古谷氏の報道があってから、もうすぐ一カ月になります。

その間、『名探偵コナン』の公式側からは、なんの声明もコメントもありません。

これが私にとって一番の失望です。

報道以降も、サンデーでは新しいストーリーが連載され、変わらずに毎週アニメは放送され、X(Twitter)では新しいグッズ情報とか、最新の映画の観客動員数が過去イチを更新とか、そんな話は当たり前のように流れてくるのに。

古谷氏に関することは、何も発表されません。

別に、公式から古谷氏を断罪してほしいとか非難してほしいと思っているわけじゃないんです。

ネットでは、古谷氏による安室透のキャラクターボイスの続投希望、降板希望といろいろな意見が溢れかえっています。気になっているんです。心配しているんです。

「今協議中です。今なにか発表できる段階にない。しばらく時間ください」とかでも良い。

安室透は古谷氏ありきで作られたキャラクターだし、もしも公式が、これくらいで声優降板なんてない、と判断するなら、「これからも古谷氏には安室透を大切に演じてもらいます」とかの発表でも別に良い。

それを聞いてこれからもアニメを見るかどうかを判断するのは、ファンだからです。

本当に何も波風を立てたくないなら、「一連の報道は公式も確認していますが、キャスティング等にはなにも変更がありません。今後もよろしく」みたいなふわっとしたコメントでも良かった。

それがあれば、さぁ私はこれからどうコナンを応援していこうかな? とひとつ前に進むことができる。

なーーーーーーーーーーーんにも発表もコメントもなく、ずっとだんまりで、ずっと放置なのは、どうなのか?

ファンが勝手に騒いでいるだけで、公式様は考慮する必要がないと?

別に担当声優が不倫しようと暴力しようと、それで「コナン不倫」と報道されようと、何も関係ありませんよってこと?

放っておけば、そのうち収まるでしょ。それまで黙っとこう。さ、新しいグッズだよー、コラボだよー、ってこと?

X(Twitter)を開いては「今日も公式からは何もなかったな」と思う毎日に疲れました。

そんな日々を過ごして、そうか、古谷氏の行動に、私は傷ついたんだなぁと気づきました。

ファンが傷ついたことに対して『名探偵コナン』サイドはどういう見解なのかを知りたかったけど、何も言ってくれない。

『名探偵コナン』にとって、ファンってそういうものなんだなぁ。

そして青山先生は「あつまれどうぶつの森」でずっと変わらず無邪気なコメント。(お元気そうで何よりなんですけど、なにか、なにか、ないんでしょうか???? このタイミングであむあずて。この報道をご存じないはずはないのに)

この先、何か公式から発表があったとしても、一カ月だんまりで放置された事実は消えない。

心がポッキリと折れてしまいました。

きっと『名探偵コナン』は何も変わらない

コナンファンの人たちと交流するX(Twitter)のアカウントを持っていますが、この一連の報道に憤り、悲しみ、傷ついて振り回されている人がたくさんいます。

これからも応援していくとか、ファンをやめるとか、声優続投希望、降板希望、本当に人それぞれです。

私は今なんだか心に風が吹いたような感覚で、心が折れ、サーッと気持ちが覚めました。

何があっても応援し続けるのがファンなんだとしたら、私には無理でした。

数多くいるファンのうちのたった一人が、勝手にコナンを好きになって、勝手に失望してコナンから離れたって、

今や一大コンテンツである『名探偵コナン』はこれからも人気だし、なんの影響もありません。

だからこそ、いち個人のファンがこんな風に感じた、ということを書き残そうと思いました。

かと言って、これまで生活の一部だったものをいきなり大嫌いにはなれません。

家の中にはコナンのグッズがたくさんあるし、日常使いしている小物もたくさんある。マグカップとか定期入れとか、本当に毎日手にしているものの多くがコナングッズです。

たぶん、原作は最後まで見届けたいから買い続けるかなぁ。

グッズは少しずつ処分して、コナンじゃない新しい日常のグッズを少しずつ買いそろえていきたいな。グッズを捨てたこと、いつか後悔する日がくるかな。来てほしい気もする。

アニメは毎週土曜日18時にはテレビの前に座る、という習慣を辞めます。がんばってリアタイするのをやめる。

原作回とか、放送内容が見たいものだったら、気が向いたら見逃し配信見るかな。

映画はどうだろう、来年の春にはまた気持ちが変わっているかな。もしかしたら見に行くかな。

今年の『100万ドルの五稜星』は、すごくおもしろかったし、あと何回かは映画館に行こうと思っていたけど、もう行かない。

来月7月に『名探偵コナン展』が大阪で開催されます。

ずっと大阪に来てくれるのを楽しみにしていて、チケット発売日に無事に買えて、すごく楽しみにしてたのに。どうしよう。

これだけ最後の思い出に行くか。グッズは買わないかもしれないけど。

そんな感じで、良い距離感を保ってコナンを楽しもうと思います。

今年のGWに、NHKの『プロフェッショナル』で青山先生が特集されました。素晴らしい番組でした。

先生のプロ意識とサービス精神に本当に心から感動して、コナンファン仲間と感想を言い合って、もうずっとずっと応援していこうと思ってたのにな。

きっとこれからも『名探偵コナン』は変わらないし、その人気も変わらない。私の気持ちが変わってしまっただけ。

寂しいなぁ。

ずっと無邪気に好きでいたかったなぁ。

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