今日は2023年の大晦日。
今年もピアノを継続できたことに感謝しつつ、
年末の発表会の感想と、ピアノ活動の一年間の振り返りをします。
年末の発表会の振り返り
発表会は大・大・大成功
年末、無事に今年のピアノの発表会が終わりました。
インフルエンザやコロナで出演を断念する人もなく、老若男女幅広い生徒さんがたくさん出演しました。
幼稚園生の生徒さんが、去年初めての発表会で先生と連弾をしていたのに、今年は一人きりで演奏している姿にジーンと来たり……
それぞれの一生懸命な演奏を、周りが優しく見守る空間でした。
プログラムが終わり、記念撮影まで無事に終わった後、会場の皆であたたかな拍手。
当日は、先生の運営のお手伝いをしていたので、ずっとバタバタとしていましたが、とんでもない達成感と一体感でした。
素敵な大切な思い出がひとつ増えました。
私自身の演奏
演奏したのは、ベートーヴェンの『ピアノソナタ第14番「月光」第3楽章』。
演奏している間は、楽しい~と感じていました。
が、ミスタッチしまくり、途中で弾き直してしまったところもあり、そもそも緊張からかテンポが爆速で余裕なし。
うーん。
当日のリハーサルで本番のピアノを触らせてもらった時は、とても弾きやすいピアノに感動して、
これはきっと素敵な演奏ができるはず!
と自分に期待してしまっただけに、非常に不甲斐ない結果になってしまいました。
長く憧れた「月光」だからこそ、この結果が残念で、残念と思ってしまっている自分がやるせなくて、
数日くよくよしていました。
🎹
終演後、数人の出演者の方や生徒さんの保護者の方から、私の演奏について、とてもありがたいお褒めの言葉を頂きました。
ほんとうにほんとうにありがたい……でも、自分自身の認識とのずれが大きすぎて、なかなか素直にその言葉を受け入れられていません。
終演後はバタバタと片付けなどを手伝っていて、先生は他の生徒さんたちと話をしていて忙しく、
実は、先生からの私自身の演奏へのコメントは、いまだにちゃんと聞けていません。
バタバタに乗じて、私が少し逃げてしまったところがあります。
年末年始でしっかり事実を受け入れて、年明けのレッスンで先生からきちんと総括をもらって、
そこでやっと私の中で、今回の発表会を締めくくれるような気がしています。
挑戦したという事実が大切
自分の発表会での演奏について、クヨクヨと落ち込んでいるとき、ふと、
「そもそも、発表会に出たという事実だけで、立派な結果なのではないか?」
という結論が出ました。
例えば私がプロの演奏者だったら、「一生懸命練習したんです」では済まされない。
あるいはこれがコンクールでの演奏だったら、ひとつのミスタッチでも悔いなければならないし、「不甲斐ない演奏は失敗」になるかもしれない。
でも今私は、趣味でピアノをやっています。
このたった一日の本番に向けて、自分でもがんばったなと思えるほど、毎日落ち込んだり悩んだりしながら練習を続けてきました。
グランドピアノの練習室を2回レンタルして弾き込み、できることは全部やったと思えるほど練習しました。
そして無事に本番の日を迎え、ステージで演奏を終えることができた。
この事実は間違いなく私の中に蓄積されていて、きっと私の血肉になっている。
それだけで、今年発表会に出た意味はあるし、出て良かったと思い至り、少し気持ちが楽になりました。
2023年のピアノ活動について
今年も1年間、練習とレッスンを継続することができました。
演奏した主な曲
- ブラームス ワルツ 第15番
- ブラームス 6つの小品 作品118 第1番
- ブラームス 6つの小品 作品118 第2番
- ベートーヴェン ピアノソナタ 第14番 第3楽章
そして、8月に大学同期生の有志数人での弾き合い会に出席し、
12月の年末にピアノの発表会に出演しました。
🎹
今年は特に、日常生活と仕事とピアノ練習の両立について、よく考えました。
仕事が忙しくなった時期と、選んだ曲が難しすぎて練習時間が必要な時期が重なり、
練習時間を取りたいのに思うように確保できない、というジレンマを抱えることが多かったです。
ピアノの練習時間を確保するということは、普段の生活を見直すことと重なります。
今後も永遠に考え続けるテーマのことのように思います。
また、レッスンで的確なアドバイスをくれる先生のありがたさについても改めて実感することもありました。
そして、夏に体調を崩して1カ月弱全くピアノに触れなかったこともあり、
ピアノを弾くためには健康であることが大切だと、重く重く痛感しました。
2024年に向けて
第一には、2024年は1年を通して健康で、ピアノを継続することが目標です。
そして2024年も発表会が開催されるのであれば、
今年ほど自分を追い込まず、曲が仕上がっていく過程も楽しめるような、心の余裕を持って練習に励みたいです。
来年はどんな曲に出会って、ピアノを通してどんな経験ができるのか?
今は楽しみでなりません。
曲との出会いを大切に、1回1回のレッスンを大切に、日々の練習を大切に、
充実したピアノライフを送りたいです。
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