【2022年8月】ピアノ活動振り返り【友人たちとの弾き合い会】

Piano
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8月は、大学時代の友人たちとの集まりがあり、

ピアノ演奏をお互いに聴きあったり、ランチの場で音楽やそのほかいろんなことについてゆっくり話す機会がありました。

私はここ数カ月、「ピアノを練習しなきゃ・・・・」「きっちり弾けるようにならなきゃ・・・・・」と

自分を無意識に追い込んでいたことが多く、毎月このブログを書きながら反省していたところでした。

そんなに自分を追いつめても、いきなり上手く弾けるようになるわけがないのに。

友人たちとピアノの時間を共有できたことで、改めてピアノを弾く楽しさに気付けた月となりました。

それぞれの環境でピアノを継続する

8月は、13日間で合計20時間練習をしました。

そしてレッスンは、2度、2時間お願いをしました。

🎹

大学時代には当然、学生として同じラインに立っていた友人たちも、年月を経て今ではそれぞれ違った環境にいます。

ずっとフルタイムの仕事を続けている人、子育て中の人、働きながら主婦の仕事も頑張っている人。

みんな、多忙な毎日を送りながら、日々のピアノ練習と両立させています。

本当に、尊敬しかない。

各々環境が違うので、練習時間や練習回数、レッスンを受ける頻度も当然それぞれ違います。

毎日必ずピアノに触る、と決めている人。週に数回、時間を見つけて弾く人。

毎月必ずレッスンに行く人。不定期で、時間に余裕ができたら先生に連絡をしてレッスンを受ける人。

ピアノを継続するために、みんなそれぞれ工夫をしている。

当たり前のことですが、「こうしなければならない」なんてものはないんだと、

友人たちと話していて、改めて感じることができました。

ピアノが好きだから続けてるんだなぁと再確認

忙しい中で練習している曲をいろいろと聞いて、聞いてもらって、

「ピアノの音って良いなぁ」と純粋に思いました。

会場が楽器店の貸スタジオだったので、ピアノの調律は完璧。

ステキなグランドピアノ。ベーゼンドルファー

音が本当に美しかった。うっとりしました。

ああ、単純にピアノが好きだからみんな大人になってもずっと続けているんだなぁ。

そして私も、ピアノを続ける大きな理由は、ピアノそのものが好きだからだなぁと再確認しました。

この曲が好きだなぁと再確認

私が弾いた曲は、シューベルトの「即興曲第1番ハ短調 Op90の1」

4月のレッスンでマルをもらった曲です。

8月にこの友人たちとの集まりでピアノを弾き合うことになり、ちょっと久しぶりに練習を再開しました。

気が向いた時に、練習前にちょこちょこと弾いたりはしていたので、完全に指が忘れているわけではありませんでしたが、

やはり少し弾いていないと、忘れてしまいますね。

練習の中で改めて「ああ良い曲だなぁ。私この曲好きだなぁ」と感じることができました。

もっと年単位を空けて再びこの曲を弾いた時には、

きっとさらにこの曲への感じ方が変わったり、曲の魅力を再確認したりするのかもしれないと思うと、ワクワクします。

長く弾き続けたい曲です。

楽しく演奏するということが本来の姿だと再確認

プロでもない人間が、楽器の演奏をするにあたっての心の持ち様、姿勢について、

とても興味深いツイートがありました。

以下引用と抜粋です。

日本人は『プロ=上手』『アマチュア=下手』という意味だと考えがちです。

そしてアマチュアの方は自らを卑下してしまいます。

しかし、これらの言葉本来の意味は『プロ=職業』『アマチュア=愛好家』です。

アマチュアは『愛好家』らしく、楽しんで演奏するのが本来の姿なのです。

鈴木サキソフォンスクール(サックス教室)さん(@SuzukiSax)のツイートより

続き

楽器演奏において、アマチュア(愛好家)の皆様が、プロのような演奏上の責任を感じる必要は全くありません。

鈴木サキソフォンスクール(サックス教室)さん(@SuzukiSax)のツイートより

プロフィールを拝見すると、鈴木さんはプロのジャズサックス、フルート奏者、とのことで、

「プロが演奏者側だけで楽しんでいるような演奏をしてはいけない、お客様がいてこそのプロなのだから」

とも続けてツイートをされています。

また、アマチュアは人前で演奏するときに責任を負わなくてよいのか?の質問に、

「来場者様の貴重な時間を頂戴していることに対する、感謝は必要でしょう」

と回答しています。

目からウロコがぼろぼろぼろぼろと落ちまくりました。

私は『愛好家』なんだと。なんだかこの言葉がものすごくしっくりきたのです。

ちなみに『愛好家』の意味を調べてみると、「ある事をこよなく愛し楽しむ人」とありました。

ああ、私は楽しむためにピアノを弾いているんだと。

そんな単純なことに気づかされました。

なんだか日々の練習をする上で、ずっと肩ひじを張っていたのが、すっと軽くなったような感覚です。

さらに、友人たちとの弾き合い会やピアノの発表会での、人前で演奏することの意味とは、

ただ「緊張するなぁー上手く弾けるかなぁー」だけではない。

私が目指すべきは、聞いてくれている人たちへの感謝を忘れず、

自分が「この曲好きなんだよ、ピアノを弾くことを楽しんでいるよ」と感じながら弾くことにあるんだと、

なんだか緊張が和らいでいくようでした。

次は年末に人前で演奏する機会があります。この気持ちを忘れずにいようと思います。

ベーゼンドルファー初体験で見えた課題

改めて、大学の友人たちとの弾き合い会では、ベーゼンドルファーのピアノを弾きました。

一度ベーゼンドルファーでの人の演奏を聞いたことはあったのですが、自分が弾くのは初体験でした。

まずは反省として、自分自身がグランドピアノに慣れていない!

さらに、ちゃんと調律の行き届いた、良いグランドピアノに慣れていない!と痛感しました。

普段の練習はアップライトのピアノ、レッスンもアップライトのピアノ。

時々レッスン会場が変わることがあるのですが、そこにはグランドピアノはあるものの、

決して調律ができているとは言えないピアノ…

いや、グランドピアノが弾けるだけありがたいことです。

そんな感じの日常なので、「良い状態のグランドピアノ」にここしばらく触れておらず、

グランドピアノ特有の、部屋のすみずみにまで音が広がる感覚、を、弾き始めにすぐに掴み取ることができずに戸惑いました。

なんだか音が遠くで響いているような感覚で、少し打鍵が強くなってしまいました。

そして、良いピアノ故に鍵盤がとっても滑らかで、その分少し滑ってしまうような感覚にもなってしまいました。

しかし、さすがはベーゼンドルファー。めちゃくちゃ弾きやすい!!

私が、もっとこのピアノを弾くに相応しい能力があれば、存分にこのピアノの良さを表現できたのに。

友人たちの演奏を聴いているときの音色は本当に素晴らしかったです。音が柔らかい感じ。

次にこのピアノを弾く機会がある時まで、少しでも技術を高めて、

柔らかいタッチでベーゼンドルファーの音色を活かせる演奏ができるようになりたいなぁと、また新たな目標ができました。

また、グランドピアノに慣れるために、ときどきグランドピアノの練習室を借りて練習する機会を作ろうという新しい願望も出てきました。

良いピアノで弾くという体験は、本当にワクワクします。

終わりに

基本的に普段の練習は自分一人きり。

そして定期的に聞いてもらうのはレッスン時に先生ひとりだけ。

今回友人たちとの、本当に小規模ではありますがピアノ演奏の弾き合い会を通じて、

さらにピアノって楽しいなぁ、楽しんで弾いていいんだなぁ、

この曲が好きだなぁ、もっとグランドピアノで弾きたいなぁと、

改めて原点を再確認できたり、新たな課題を見つけることができました。

本当に私のピアノ生活にとって良い刺激になりました。

次は年末、人前で演奏する機会に向けて、日々コツコツと頑張っていこうと思います。

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