ピアノ練習を「継続」する楽しさ、難しさ
11月は合計21時間
ピアノ練習を再開して2か月目。今月もコンスタントに続けることができました。
11月は、14日で合計21時間練習をしました。
そして一度、先生のもとへレッスンに行きました。
取り組んでいる曲は、先月と変わらずショパンの「雨だれの前奏曲」。
練習すると決めていた日に、家族で旅行に行くことになったのですが、
練習をなしにするのではなく、別日に振り返ることで練習時間を確保することができました。
またある時、親戚の集まりがあったその後に練習をした日があったのですが、
もう身体がへとへとに疲れ果てていて、身が入らなくて練習の精度がとても低くなってしまいました。
その現象が自分でとても興味深かったです。
同じ時間を練習するのであっても、体調によって大きく演奏に影響するんだなぁと実感しました。
その日は1時間でさっさと切り上げて、帰宅してしっかり休むことにしました。
プロの演奏を聞くことについての気持ちの変化
練習にあたって、CDやYouTubeでいろんなピアニストの演奏を聞きました。
これは私にとってはプチ革命でして、実は現役時代はプロの演奏を聞くのが苦手であまり聞いていませんでした。
おこがましくも、「こんなすごい演奏できるわけないやん」と思ってしまうからでした。
今の年齢になって、自分なりにゆるくピアノと付き合って行こうと決めた結果、自分以外の人の演奏にものすごく興味が出てきたのです。
自分がその人のように弾けないのは当たり前だから、せめて参考にできるところを真似よう、
ととらえることができるように。何年越しだろう。
聞き比べると、この人のこの部分の弾き方素敵だな、とか、
この演奏はちょっとイメージと違うな、とか、自分なりに思うようになりました。
自分の理想とする演奏を思い浮かべて、そのイメージに少しでも自分の演奏を近づけていく作業。
ただ楽譜通り弾けるようになるのが目標だった昔と比べて、内面だけですが早くもなかなか成長したのでは、と自画自賛をしてみます。
練習を重ねるにつれての楽しさや難しさ
練習が進むにつれ、ちょっとずつ曲らしくなってきました。
理想にはまだまだほど遠くても、曲が弾けることがもう楽しくて楽しくてしょうがない。
ピアノ弾くの楽しい!と改めて噛みしめています。
その中で新たな難しさも出てきました。
自分なりにこうかな、ああかな、と考えながら弾いていても、
果たしてこれは良い演奏なのか?
弾いている自分だけが気持ち良い演奏になっているんじゃないか?
自分ではこだわってこう弾いているが、聞いている方には全く伝わらないのでは?
と、自分の演奏が良いんだか悪いんだかわからなくなってくるゾーンに突入しました。
自分を客観的に見つめて律することができる人には、独学で曲を仕上げることができるのだと思いますが、
私の場合は、先生~早くアドバイスして~状態。
そしてレッスンに行くと、自分では意識できていなかった部分での的確な指導をもらえました。
それがまた日々の練習の道しるべになっていきます。
練習を続けていくには、レッスンでの先生のアドバイスは偉大。実感しました。
連弾曲「もろびとこぞりて第9を歌えばあっという間にお正月」
曲のタイトルです。
12月の終わりに、先生の門下生だけのアットホームな発表会が行われることになりました。
そこで、雨だれの前奏曲に加えて、先生とこの曲を連弾することになりました。
「交響曲第9番」、「もろびとこぞりて」、「お正月」、「ハレルヤ」、「春の海」のミックスメドレーとなっています。
■出版社コメント:クリスマスシーズンに定番のベートーヴェンの「第9」を歌いに世界各国から集まってきた「もろびと」達。高らかに歌い上げているその時、もろびと達は気付いてしまった。そう、クリスマスが終わればお正月がすぐにやってくることに…。発表会では、生徒さん同士、先生と生徒、先生お二人でパフォーマンス等など。さらに気の合う仲間となら、もう楽しくて!可笑しくて!その楽しみ方はさまざまです。(一部抜粋)
全音楽譜出版社 /楽譜@ELISE HPより
おもしろピアノ連弾ミックス、というシリーズの曲集の中の一曲。
人々が集まってきて、第9を歌って、バタバタとクリスマスが来ると、あっと言う間に年が明けてお正月がやってくる・・・
という少しだけストーリー仕立てにもなっている楽しい連弾です。
アレンジもとても面白く、曲もテンポもコロコロ変わって、なかなかの弾き応え。
まだ先生とはちゃんとあわせられていないのですが、とっても楽しい曲なので、
発表会で聞いてくれる方に楽しんでもらえるよう、がんばって練習します。
月刊ピアノの定期購読開始
そういう雑誌が出ていることは知っていたのですが、買ったことはありませんでした。
ピアノについての知識も深められるかも、と思い、定期購読を申し込み。
11月20日発売の12月号から、自宅に届きました。
かなりのボリュームで、楽譜もいっぱい、読み物もいっぱいで驚きました
最新曲の楽譜はほとんど聞いたことがない曲ばかりなので、初見の練習をするのに良いかなと。
まだ全部の曲に目を通していないので、次々弾いていきたいです。
コラムの中で特に印象に残ったのは、「ピアノがあるから毎日が楽しい!~ピアノを愛する大人たち~」のページです。
それぞれの人生を、ピアノとともに歩んでこられた“大人世代”にスポットをあてる「ピアノを愛する大人たち」。
本文より抜粋
とあるように、今回登場しているのは、62歳の兵庫県の女性でした。
地元のチャリティーコンサートでの演奏や大学のミュージカルサークルの演奏を引き受け、目標に向かって、できるだけ毎日、少しずつでも弾くように心がけている、と。
「私にとってピアノを弾くというのは、顔を洗ったり歯を磨いたりするような生活の一部、ごく自然なことなのです」
本文より抜粋
プロの演奏家ではない方が、こんな風にピアノに取り組んでいる姿を知って、すごいと思いました。
こんな「大人」を目指したいと思いました。
来月も、月刊ピアノが届くのが楽しみです。
題名のない音楽会でショパンの特集
2021年11月6日(土)放送分にて、
「実は違っていた!? ピリオド楽器でショパンの名曲の秘密を知る休日」
という特集がありました。
ピリオド楽器というのは作曲された当時の時代に使われていた楽器のこと。
当時のパリのサロンでショパンが愛用していたモデルのピアノや、
ショパンがスペインのマヨルカ島で療養していた時に所有していたモデルのピアノが登場し、
そのピアノの説明、現代のピアノとの違いの説明がされ、実際の演奏が披露されました。
残念ながら雨だれの前奏曲は聞けませんでしたが、ショパンについて知識を深めることができ、興味深く番組を見ました。
ピアノが日常に溶け込んできた気配
引き続き練習を継続できて、
CDやYouTubeでピアニストの演奏を聞いたり、
テレビ番組でショパンについて知ったり、
ピアノ雑誌を読んだり、
これまでになく、ピアノに対する自分のアンテナがどんどん広がってきているのを感じます。
さらに思いがけずご縁があって、12月末に人前で演奏を披露できる場、
そして他の人の演奏を生で聞ける場に参加させてもらえることになりました。
やはり一つ目標ができると、練習にも気合が入ります。
以上が、11月のピアノ活動の振り返りです。
12月は発表会という私にとって大きなイベントに向けて、コツコツと日々の練習をがんばっていきます。
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