2022年6月の日々のピアノ活動について振り返ります。
練習しているのは、引き続きショパンの「英雄ポロネーズ」。
6月は仕事とプライベートで多忙が重なり、バタバタした毎日でした。
そんな中、時間がない中でやる練習の意味、
月に1回か2回しか行かないけれど先生のところへレッスンに通う意味、
生活の中でのピアノ練習の優先順位について、
深く考えた一カ月になりました。
練習時間の確保への葛藤
たったこれだけの練習で、何か意味ある?
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6月は、14日間で19時間練習をして、
レッスンへは2度行きました。
6月の一週目と二週目に、プライベートの予定が立て続けに入り、
そのため仕事のスケジュールがハードになっていました。
そんな中で、マイルールである、週3日の練習は守り抜くことができました。
その原動力は、意地です。
毎月こうしてブログで練習状況を振り返ることにしているので、
自分でブログを読み返した時、「今月は忙しいから練習できなかった」より、
「忙しくても週3日は練習できた!」と書きたい!それを読み返して、よくやったね自分と思いたい!
という、自己満足のための意地で、週3日の練習は確保していました。
でも、1回の練習時間を多く割くことができません。
自分の中では、理想は1回の練習は2時間、まぁ1時間半できれば良いかな、
という感覚なのですが、その1時間半が取れない。
がんばって捻出してなんとか1時間、もしくは1時間弱。
私はピアノを練習するために、近距離の実家へと出かける必要があるのですが、
(1時間弱の練習のために、わざわざ支度して出かけて、これって意味ある?)
という葛藤が出てきました。
せっかくわざわざ出かけて行くんだから、たっぷりと練習したい、でもできない。
だったら家でのんびりして日々の疲れを取る方が良いかも? なんて……。
短時間の練習は、ひたすらコツコツ練習してみた
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なんとか自分を奮い立たせて、練習へ向かいますが、
1時間だけ、という制限のある練習では、あれもこれもとやることができません。
なので、この忙しい時期はひたすらコツコツ練習に時間をあてました。
自分で筋トレと呼んでいる、ゆっくり練習、抜き出し練習、部分練習などです。
まだまだ全体をスラスラと弾ける段階でもないので、まずやるべきはここ。
まぁものすごく楽しいかと言われたら、正直そうでもないので、
忙しい今だけの我慢、と思って地道に繰り返していました。
そして、多忙が少しマシになって、久しぶりにまとまった練習時間が取れるようになった日、
試しに少しテンポアップして弾いてみました。
すると、以前は少しでもテンポを上げようもんなら、とたんにボロボロになっていたのに、
なんか……ちょっと弾けてるぞ? 指がついていくようになってるぞ??
短い練習でも、できることはある!
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地味な、短時間の練習でも、ちゃんと積み重ねたものは少しずつ筋肉になっていたのかな、なんて、
感動した瞬間でした。
忙しくても、30分でも1時間の練習でも、できることはある!
積み重ねれば、きっと結果につながる! と実感することができました。
たっぷりと練習時間を取れていた時じゃなくて、こんな忙しいときに発見できることもあるんだなぁ。
毎日バタバタと過ごしていると、1時間の空き時間があってピアノを練習できるなぁと思っても、
疲れてるし、出かける準備がめんどくさいし、
と、家でゴロゴロしたくなります。人間だもの。
何も対策しないと、自分に甘々な私は、ズルズルと練習を先延ばしに先延ばしにしてしまいます。
なので、1回の練習時間は短くても、必ず週3日練習する!
というマイルールだけは意地で守るようにして、Googleカレンダーにすでに予定として入れ込んでいます。
どんなに忙しい毎日でも、少しだけ気分転換に外へ出て、短時間だけでもピアノを弾く、
という行動が、日々のリフレッシュになると良いなと思います。
先生のレッスンを受ける葛藤
今日のこのレッスン、意味ある?
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そんな感じであまり詰めた練習もできずにレッスン日が来ると、気持ちは重いです。
私の先生は、練習不足を怒ったりする人ではありません。
なので余計に、こんな演奏を持ってきて先生に申し訳ない、とか、
レッスン料もかかるのに、お金がもったいないな、とか、
そもそも月に1回だけのレッスンって、意味ある? とか。
忙しくて余裕がないと、いろいろといらないことまで考えてしまうものですね。
レッスンへ通う理由
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大人になって、それなりにピアノは弾けて、趣味程度なら独学でもピアノを楽しめる。
でも先生の元へ定期的にレッスンに通う理由はなんだろう? と考えてみました。
それは、
- 軌道修正をしてもらえる
- 今の自分に必要な練習の仕方を教えてもらえる
- 自分ではわかりにくい成長を見つけてもらえる
大きくこの3つかなと思います。
あくまで、今の私と、通っているピアノの先生の話ですが、きっと他の方にも当てはまることもあるのではないでしょうか。
1. 軌道修正をしてもらえる
私がレッスンへ通う大きな理由のひとつは、自分の演奏の軌道修正をしてもらえることです。
おかしな楽譜の解釈、ペダリングのやり方、指使いをしていたとき、
指摘してもらえます。
先生ってやっぱり、教えることのプロなんだなと、偉そうですがそう思います。
言われることに、目からうろこが落ちることも毎回。
ときどき、ビシッと指摘され過ぎてへこむこともあるけれど(小声)、
自己流でピアノを弾いているだけでは気づけなかったところを指導してくれるのは、大変にありがたいです。
2. 今の自分に必要な練習方法を教えてくれる
2つ目は、今の自分に必要な練習方法を教えてくれる、という点です。
練習のコツ、というのでしょうか。
ただ両手で弾いて合わせるだけじゃない、抜き出し練習や部分練習の仕方を指導してくれます。
それを、練習でコツコツとやっていると、なるほど確かに身についている感覚がある!
私は、ただ数をこなして、何度も何度も1曲を繰り返して弾くという練習になりがちなのですが、
先生のこの指導のおかげで、自分の苦手な部分の重点的な練習ができて、
地肩が少しずつ強くなっているような気がしています。
3. 自分では気づきにくい成長を見つけてもらえる
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3つ目は、自分では気づきにくい成長を見つけてもらえることです。
決して先生に褒められるために練習をしたり、レッスンに行くわけではないのですが、
さりげない先生からの褒めの言葉は、自分でも驚くほど嬉しくて、自信になります。
大人になると、なかなか褒められることなんてありませんからね。
特に、5月から6月にかけて、なかなか理想の演奏に近づけず、あまりの自分の演奏のひどさに落ち込む日々が続いていました。
もしも自己流だけで「英雄ポロネーズ」を弾いていたら、
(私にはこの曲はまだ早かったんだな。私はまだまだこの曲のレベルに達してない。
あと数年たったら再チャレンジしよう)
と考えて諦めていただろうな、というほどでした。
そんな時にレッスンがあり、「私にはこの曲はまだ早かったのかも?」と弱音を吐きました。
でも先生は、
「きちんと練習をがんばっているのがわかる。
日々の練習で自分では成長には気づきにくいかもしれないけど、
1カ月ごとにあなたの演奏を聴いている私には、ものすごい成長がわかる。大丈夫」
と励ましてくれました。
この言葉がどれだけ嬉しかったか。
単純ですが、ますます練習頑張ろう! と思えたし、
レッスン後の次の練習では、心なしか弾く音が明るくなったような気さえします
そのほか、レッスンに通う理由は、ただ単純に、
幼い頃からお世話になっていて、仲の良い先生とおしゃべりをするのが楽しい、ということもあります。
まとめると、自分一人で練習をしているだけでは得られない知恵と自信をもらえるから、
月に1度だけでも、私は先生のもとへレッスンに通い続けています。
そのことに改めて気づき、レッスンを受け続けられている今の幸せに改めて感謝しなければと思いました。
ピアノの練習の優先順位
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忙しい日々の中で、ピアノの練習を、生活の優先順位のどのあたりに置くのか。
それは人によって全く違うと思います。
ピアノを弾かなくたって、食べていけなくなって生活に困ることはありませんからね。
でも、なんとか練習時間を確保する意味、レッスンへ通う意味。
それは、練習を積み重ねて、少しずつ曲が弾けるようになってくる、という達成感はもちろんですが、
それだけじゃないなぁと気づきました。
忙しいけれど、なんとか自分の決めた日数、数10分だけでも時間をつくって、練習することができた。
それを積み重ねられたという過程が、少しずつ少しずつ、自分自身への自信につながっているなぁと思います。
「英雄ポロネーズ」はもう難しくて難しくて、まだまだ曲の演奏では自信はつきませんが、
ピアノの練習を通して、自信を得ることができたのは大きな気付きでした。
また今日から、小さくてもコツコツ、をがんばります。
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