【2022年3月】ピアノ活動振り返り【英雄ポロネーズ譜読み開始】

Piano
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3月があっという間に過ぎていきました。

ピアノの練習とレッスンを再開して、もうすぐ半年になります。

ピアノへのモチベーションを保ち続けられていることと、

ますますピアノが好きになってきていることがとても嬉しい。

3月は、継続中の「即興曲」の練習が佳境に入り、

そしてとうとう、先生に「英雄ポロネーズ」がやりたいと言っちゃいました!

曲を文字にするという新しいアプローチを知る

3月は合計23.5時間

3月は、13日で23.5時間練習をしました。

そしてレッスンへは一度、1時間の指導を受けました。

私は、ピアノを練習するのに、ピアノがある近所の実家へと歩いて出かけ、

そしてレッスンへ行くのに、片道40分ほどの距離を徒歩で通っています。運動も兼ねて。

3月も後半になると一気に春らしくなりました。

道を歩いていて桜が咲いているのを見つけて、季節の移り変わりを感じ、

ピアノを弾くために出かけるのが楽しくなる季節になりました。

「曲をイメージした物語を考えて、書く」という宿題

今取り組んでいる曲は、シューベルトの「即興曲 ハ短調 Op90の1」

2月の終わり、レッスンで宿題が出ました。

この曲の各場面をイメージして、曲全体でひとつの物語を作ってみる。そしてそれを文字にして書いてみる。

というものでした。

私が一体どういうイメージを持ってこの曲を弾いているのかを、先生が理解するため、という意図だと思います。

そして先生自身、昔よく「ここはこんな場面、ここはこういうシーン」と、

考えた物語を実際に楽譜に書き込みながら、ピアノ曲を練習することがあったそうです。

私はこれまでピアノ曲を弾くとき、

ここは優しく弾こう、とか

ここは激しい感じ、とか

楽譜に書かれている記号などを参考に、ぼんやりとなんとなく、のイメージを持って弾いてはいました。

なのでもちろん、具体的にストーリーを考えるなんて初めて。

(えー、何か物語を創作するのって、ちょっとポエムっぽくなりそうで恥ずかしい……)

と一瞬思いましたが、先生いわく、

何年か経って、もう一度この曲を弾いた時、現在とは全く違うイメージを持つかもしれない。

その時のイメージと、今現在のイメージの違いを比べるのも、きっと楽しい。

とのこと。

確かに……

ピアノは長く続けることが目標なので、もしかして数年後に考え方や環境が変わることがあれば、

曲に対して持つイメージは変わるかもしれない。

そうやって当時の自分と比較して振り返るのは楽しいかもしれない、と思いました。

早速レッスンの帰りに楽譜をコピーして、このコピーした用紙に、いろいろと書き込むことにしました。

今の私が持つイメージを膨らませる

この「即興曲」を知った時、まずシューベルト作曲、という時点で、

私はこの曲全体が、オペラのひとつの演目だと感じていました。

ここは主人公のソロで、ここでコーラスが入って、ここはデュエット……

具体的に考え始めたらスラスラ出てくる。

あれ、私意外といろいろと考えながら弾いてたっとことかな?

そして曲の冒頭で、主人公の女の子(もちろん私の妄想の中での物語の主人公)が、

何かにすごく悲しんでいる、という印象がずっとありました。

何に悲しんでいるんだろう? 失恋かな? 親に彼との交際を反対されたとか? 友だち付き合い?

とイメージを膨らませていたところ、

世界で悲しい戦争が始まった、というニュースが。

そこからもうこの主人公は、戦争を悲しんでいるようにしか見えなくなりました。

まさに「今の私」がこの曲に感じるイメージになりました。

そして練習をしながら、自分の演奏を聞いて、

「このシーンはどんな場面だろう?」と考えを巡らせていく日々。

物語を作ろうとするより前からの当初のイメージのまま、具体的な物語になった部分もあるし、

物語が進むにつれ、「ああ、ここはこういう場面だったのか」とひらめいて、自分で驚いてみたり。

イメージした場面がカチッとハマっていった後の楽譜は、最初から「そういう」ストーリーにしか見えない。

また、頭の中で具体的にストーリーをイメージしながら弾くと、

不思議と指がスムーズに動く、という謎現象も。

初めての体験でした。

イメージを「文字」にする効果

イメージが固まって、物語が出来上がったあと、楽譜のコピーに各場面ごとに、

出来上がったストーリーを書き込みました。

そして、その自分で考えた物語が書かれている楽譜を見ながら、練習をしました。

頭の中だけでイメージしていた時より、実際に書いた文字を見ながら弾くと、

さらに頭の中が整理されて、さらにイメージがクリアになります。

なんというか、「純度高く」ピアノが弾けているような感覚がありました。

とても抽象的な表現になっていますね。

本来は、ちゃんと作曲者の生い立ちとか、曲が作られた経緯とか背景とか、

そういったものを研究して、演奏に落とし込んでいくものだと思います。

ですが、今回、100パーセント私のイメージだけの、私が弾きたいように想像した物語を作って、

さらにそれを文字にしたことで、

この曲を「理解して」弾いているなぁと実感できるようになりました。

とても自分勝手な理解ですが、自分が楽しむためにピアノ弾いてるんだし、ま、いっかと開き直り。

ぼんやりイメージするだけじゃな、文字にする、それを目にするって本当にすごい。

手帳好きで、文字を書く楽しみや効果は知っていたつもりだったのに、ここへ来て新しい世界を知ってしまった。

とても良い宿題を出してもらえたと感じています。先生に感謝。

良い経験ができました。

「英雄ポロネーズ」をやりたいって言っちゃった!

そろそろ「即興曲」が仕上がりつつある、という中で、

先生から「次にこれやろうかなって考えてる曲はある?」と。

とうとう言ってしまいましたよ!「英雄ポロネーズ」が弾きたいと!挑戦したいと!

ピアノ熱が私史上最も高まっている今、昔からずっと憧れていた曲に挑戦したい。

ちょっとずつでも、とてつもない時間がかかっても、やってみたい。

先生はいつでも、私自身の「やりたい、弾きたい」を尊重してくれるので、

無謀かもしれないこの申し出にも、一緒に頑張ろうと言ってくれました。

「即興曲」の練習と並行して、少しずつ少しずつ譜読みを始めましたが、

1ページ目から死ぬほど難しい!!!!

今はただただビックリしている段階。

再びよちよちと筋トレの日々が始まります

ですが、憧れの「英雄ポロネーズ」に取り組んでいる、という事実に胸がワクワクしています。

ピアノが好きでいられて、平和にピアノを練習できる毎日に感謝しつつ、

新年度、新たな気持ちでピアノに向き合っていきたいです。

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