【NEWローラ】キンキーブーツ観劇感想【2022年11月大阪公演】

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はじめに

オリックス劇場

2022年11月18日(金)14:00~、大阪のオリックス劇場で上演された、

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」を観劇しました。

客席には、オフィシャルグッズのパーカーやトートバッグを持っている人、全身真っ赤なコーデの人などが多くいて、

キンキーブーツの熱心なファンの方々の熱量に、私のテンションも上がりました。

私のキンキーブーツ観劇歴

私がキンキーブーツを見たのは、過去に一度だけ。

2019年5月の大阪公演でした。

全身を雷で撃たれたようなあの衝撃と感動は忘れられません。

魅力的な楽曲、キャラクター、演出、メッセージ性、

客席全体を巻き込んだカーテンコール、ハッピーな時間が一瞬で過ぎていきました。

エンジェルスが魅力的でかわいすぎる!

小池徹平さん、三浦春馬さんはじめ、実力のある俳優陣のキャスティングが素晴らしくて、

(あぁーもっと早く見ておけばよかった。そりゃ人気出るわ)

と強く思ったのを覚えています。

それ以降、2016年日本のオリジナルキャスト版のライブCDを繰り返し聞いて、

きっとまた再演されるだろう、その時は絶対にチケットを取って何度も見に行こうと楽しみにしていました。

たくさんのファンと同じく、この先何回も何年も、三浦春馬さんのローラを見られると思い込んでいました。

2016年初演キャスト版のCD

このブログの内容について

今回三浦春馬さんから城田優さんへローラ役が変更になりました。

キャストが違うのだから、当たり前に違ったローラがそこにいました。

ですがこのキャスト変更について、「前はこうだったのに」とか「ローラはもっとこうでなければ」といった、

前作と比較するようなことは書きません。

あくまでイチファンが、今回の観劇について、

メインキャストのお二人の感想を中心に、備忘録として残しておきたいという趣旨です。

ネタバレすると、主な感想は「最っ高だった!!!!!!」です。

小池徹平さんチャーリー

この人って……年取らないのかな?時が止まってるのかな?

と思ってしまうほどお変わりのないビジュアル。

ですが演技の方は、”ベテラン感”が増しているように感じました。

小池さん自身、きっといろんなご経験をされたのかなぁと。

今回は、長い東京公演を経て、大阪公演も終盤というところだったので、

そういった意味で”慣れ”の雰囲気がにじみ出ていたのかもしれません。

CDを繰り返し聞いていた身からすると、初演のころのちチャーリーの歌声は初々しい、若い、というイメージがあって、

ローラや周りの環境に振り回され、影響されて変わっていく優しい青年、という感じでした。

でも今回は、チャーリーに自我があるというというか、すごく頑固で一本気、職人気質な部分を強く感じました。

あと、すごく”イギリス人感”がにじみ出ているように感じました。外国人の雰囲気。台詞の言い回しとか。

「チャーリー」って名前がピッタリな男性になっていました。私の主観かな?

インタビューなども隅々までチェックできていないので、

今回の上演にあたって、どういった心境で演じられているのか、変えた部分があるのかはわからないのですが、

2016年の初演から6年経ってる訳ですから、そりゃきっと演技も変わりますよね。

彼がチャーリー続投で良かったなぁと強く思います。

歌声にもますます磨きがかかっていました。本当に素晴らしかったです。

城田優さんローラ

「Lola~~♪」

の曲でいよいよローラが登場!のシーン。率直にまず思ったのが、

(で、デカい……)

でした。ごめんなさい…マスクの下で思わず笑っちゃった。

190cmプラスピンヒール。舞台上で断トツで存在感がありました。

前情報をほとんど入れずに見に行ったので、いざドラァグクイーン姿を目にすると、

そのインパクトのあるビジュアルに目が釘付け。

エンジェルスの方々よりも頭ひとつ飛び出てる。

小池さんと並んでも身長差がすごい。城田さんの肩より下に小池さんの頭があったかな?

城田さんが小柄な女性キャストの肩と並ぶと、倍くらいの身長なんじゃ?ってくらい。

どの衣装も素敵でしたが、個人的に白のロングドレス姿が一番似合っていました。

さらにスーパー美脚!!!細くてまっすぐでスラッとした脚が本当に本当に美しかった。

ローラを演じるにあたって、美脚になるためにいっぱいメンテナンスしたんだろうな……。長~い脚に真っ赤なロングブーツがよく似合っていました。

新しいローラは、物理的にも迫力の美人でした。

👢

城田さんが歌が上手いのは知っていましたが、さすがの実力でした。

特に印象に残ったのは、バラードでの歌声。

2曲ほどしっとりと歌い上げるバラード曲がありましたが、うっとりと涙が出てきそうな素晴らしい歌声と表現でした。

そして、迫力のドラァグクイーン姿でもいざ台詞をしゃべると、すごくチャーミングに見える不思議。

歌のシーン以外のお芝居もとても良かった。

歌が上手いから声の高低の幅が大きいのかな?おもしろいシーンも楽しく演じていらして、とても笑えました。

👢

ローラ役はオーディションで決まったとのことでした。

初演の三浦さんがあまりにもはまり役だったので、きっと想像もつかないような、苦労やプレッシャーや、様々なファンの意見を耳にしたりもあっただろうなぁと思います。

小池さんと城田さんは同い年。

城田さんは今回から加わったキャストですが、舞台を見ていると、

なんというかチャーリーとローラがすごく「対等」な雰囲気が出ていて、とても良かったです。

ちょっとだけ気になったこと

ひとつは、俳優さんの台詞が聞き取れない部分が多かったことです。

初見のお客さんではなく、ファン向け・リピーターのお客さん向けの作品なんだなと思いました。

そもそもがブロードウェイのミュージカルですし、日本での上演も3回目ですし、人気作品なので当然のことなのかもしれません。

ですが、早口での台詞の応酬のシーンや、感情が強く出る台詞のシーンで、「な、なんて言った?」と戸惑った部分がありました。

CDには台詞部分は入っていなかったので。

歌の歌詞でも同じように感じたところはありましたが、歌はある程度仕方ないものの、

(この歌い方では、初見の人は何言ってるのかわからないんじゃ…)

と思ってしまったり。

でもミュージカルは、台詞や歌詞を一言一句把握するのが目的ではなく、

感情や物語の流れの空間に身を置くことが第一ですからね。

👢

もう一つは、城田優さんの姿勢です。

ちょっと猫背気味に感じるところが多くありました。

以前何かのインタビューで、城田さんが、

身長が高いことがコンプレックスで、猫背で過ごすクセがついた、

ということをお話されていたかな、ということを思い出しました。

せっかく背が高くて素敵なローラなんだから、背筋伸ばしてしゃんとして!と背中を叩いてあげたくなるような。

洋服のシーンではそうでもなかったけど、ドレス姿のときにより頻繁に感じたかもしれません。

常に全身が見えている舞台だからこそ、ちょっと気になりました。

おわりに

改めて、キンキーブーツをもう一度観劇することができて、本当に幸せです。

以前から続投されたキャスト、スタッフの方、そして今回から加わった方々、

新しいキンキーブーツを、と動いてくれた方々に心から感謝したい。

またこの作品の世界に来られて、嬉しくて仕方がありません。

今この記事を書いている段階では、大阪公演の大千穐楽も迎えて、

コロナやケガなどで中止になることもなく、無事に全公演を終了しています。

本当にお疲れさまでした。

今回の舞台が最高だったからこそ、改めて三浦春馬さんのローラがもう一度見たい、という気持ちが高まります。

DVDとか、DVDとか……調べてみると出ていないようですね。どうですか、偉い方々?

ほかにも、ローレン(@ソニンさん)ってこんなにかわいかったっけ!?とか、感想は尽きません。

気づくと「落ちてても Let me raise you up~♪」と口ずさんでいます。

終わった後もずっとハッピーが全身を巡ってる。

再演を、超!超!超!!希望です。

ロビー内のパネル。また会えますように。

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